先行投資 2006 1 22
このままでは、ライブドアは、危ないと思い、
警鐘を鳴らす意味で、「公共性 2005 9 26」という文章を書きました。
しかし、結果は、残念なことになりました。
本当に利己主義に生きたいならば、人助けをすることです。
長い人生、何があるか、わかりません。
大成功の時もあれば、失意の時も来るはずです。
その時、助けてくれるのが、かつて助けた人たちです。
だから、最高の力を得たと思ったら、まず、やるべきは、人助けです。
これが、最高の先行投資です。
「情けは人の為ならず」
なさけを人にかけておけば、めぐりめぐって、自分に、よい報いが来る。
人に親切にしておけば、必ず、よい報いがある(広辞苑)。
公共性 publicness 2005 9 26
公共性が、長期に渡って失われる時代が続くかもしれません。
最近の政府は、郵政民営化という得意分野に特化し、
大企業も、それぞれの得意分野に特化し、収益性の低い分野からは撤退しています。
新興企業に至っては、徹底的な拝金主義に特化しているかもしれません。
もはや、「公共性」という言葉は、死語になりつつあります。
こんな社会になってしまって、いいのでしょうか。
これが、私達日本人が目指す社会なのでしょうか。
そうだとすれば、実に悲しい。
どこへ行くのか、日本。理念もなく、理想もなく。
書評 book review 2004 7 23
「アメリカ型社会は日本人を不幸にする」
著者 ビル・トッテン 出版社 大和書房
少し悲観的だと思います。
たとえば、こういう文章があります。
「こういう社会では、カネが唯一の価値観になる。
そんな大人の姿を見せておいて、
子供に『お金よりも大切なものがある』と教えたところで、
信じろという方に無理がある。」
確かに、アメリカは、こういう「拝金主義」のようなものがありますが、
アメリカ全体では、そうなっていません。
「拝金主義」は、アメリカの半分ぐらいでしょうか。
まだまだ、アメリカの良心は、健在だと思います。
しかし、問題なのは、こういうことです。
「帰国して、書店に行った時も、しばしば不愉快な気分を味わわされる。
再販制度をなくし、過当競争を招いたアメリカでは、
本は売れ筋のもの、つまり、暴力とセックスを扱うものが中心になってしまったからだ。
これでは、子供たちは、たまらない。」
いや、アメリカの方が、まだ、ましと言えるでしょう。
日本では、再販制度があるのに、似たような状態となっています。
暴力、セックス、ゲームというものが、売れ筋でしょうか。